熊野詣|歴史・熊野御幸|解説 この記事では、熊野古道を歩んで熊野三山をめぐる熊野詣の歴史と皇族による熊野詣(=熊野御幸)について知ることができます。 熊野詣の歴史 熊野の地は古代より山岳宗教・修験道の聖地として知られていました。 平安時代から中世にかけて、上は皇室から下は一般庶民まで多くの人々が熊野の神々と仏のもとへ足を運...
紀伊山地の霊場と参詣道|解説 この記事では、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録に至った経緯と「紀伊山地の霊場と参詣道」の特質について詳しく知ることができます。 世界遺産登録の背景 「紀伊山地の霊場と参詣道」とは、上皇・法皇や貴族から武士、民衆まで広く人々の篤い信仰を集めた神仏習合(神道と仏教の混合状態)の聖地「熊野三山...
大乗仏教とは|特質・仏陀観・菩薩の思想・菩薩の修行|解説 この記事では、東アジア(日本・中国・韓国など)の仏教が属する大乗仏教の特質・仏陀観と菩薩の思想・菩薩の修行について根本的な部分をわかりやすく解説しています。 大乗仏教の特質をわかりやすく伝えるため、古代インドから東南アジア諸国に伝わった部派仏教との比較を踏まえつつ解説していきます。 大乗仏教の特...
補陀落山寺②|補陀落渡海の背景・金光坊の補陀落渡海|解説この記事では、「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する熊野三山の一角の古寺、補陀洛山寺でかつて行われてきた捨身行、補陀落渡海(ふだらくとかい)の背景と実態、具体的な渡海僧の事例について知ることができます。 補陀落渡海の背景 熊野地方の浜には、慈悲の仏である千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)の主宰...
一遍上人②|熊野の阿弥陀信仰・鎌倉時代の浄土信仰・様々な浄土信仰 この記事では、一遍上人が熊野本宮大社への参詣を通して確信を深めた浄土信仰について、浄土宗の祖師法然上人、浄土真宗の祖師親鸞聖人の浄土信仰の立場と比較しながら理解を深めることができます。 熊野の阿弥陀信仰 人々を極楽浄土に導くという阿弥陀如来に対する信仰、すなわち阿弥陀信仰は、平安中期から末期...